Facebookの共同創設者の一人であるクリス・ヒューズが、同性婚を求める団体である「Freedom To Marry」で活動している男性、ショーン・エルドリッジと6月30日に結婚した。彼らが拠点とするNYは2011年に同性婚が合法化されている。
クリス・ヒューズは、2008年のオバマの選挙活動においてソーシャルネットワークキャンペーンのオーガナイザーを務めていたこともあり「オバマを大統領にした若者」とも呼ばれている。また、オバマが彼のことを”My Internet Man”と評したことは有名な話だ。
筆者は個人的に、その後彼が立ちあげたJumo(現在はGoodに買収され閉鎖)というNPOのためのソーシャルネットワーク・ファンドレイジングサイトに大変興味を持っていたので、常に彼の動向を追っていた。
彼はマーク・ザッカーバーグよりも社会とインターネットの在り方やマイノリティに力を与える存在としてのインターネットについて思考しているように私の目には映る。
オバマ大統領は今年の5月に同性婚をサポートするとアナウンスしており、クリスとショーンはホワイトハウス主催の公式晩餐会にそろって招待され参加したこともあることから、彼らのオバマ大統領に対する影響は少なからずあるのだろう。
インターネット、ソーシャルメディアと社会について考える時、クリス・ヒューズは今後も注目したい人物だ。
クリスがインターネットと社会について語った動画があるので、掲載しておく。日本語字幕などはないが、丁寧な語り口で英語を学習している人であれば比較的理解できるだろう。ぜひ視聴してクリス・ヒューズという人物を感じて欲しい。