Facebookニュースフィード最適化の概念
Facebookユーザーがいつもコミュニケーションのベース、スタートウィンドウとしているニュースフィードだが、そこに全ての友達の更新が流れるわけではないことをご存知だろうか? 実は、このニュースフィードに流れる友達の更新はFacebookが独自に設計しているEdge Rank(エッジランク)というアルゴリズムに基づいて選択、表示されている。

そしてそのEdge Rankの仕組みについて実際にFacebookのエンジニアAri Steinberg(アリ・スタインバーグ)が昨年のf8カンファレンスで語ったものがあるので今日はそれを取り上げておく。 詳細は以下のビデオの21分くらいからスタートする。英語が分かる人は全編を確認しておくことをお勧めする。feedの概念が非常に分かりやすく説明されている。
分かりやすく画像を貼り付けて説明しておこう。

ニュースフィードに表示される個々の記事は「Object(オブジェクト)」と呼ばれ、ほかのユーザがそのオブジェクトにいいね!やコメントなどでコミュニケーションするごとに「Edge(エッジ)」というものが生成され与えられる。オブジェクトは、常にエッジを与えられながら、友達にとっての重要度が決定され、友達のニュースフィードに現れるというわけだ。 上の図に表示されている3点が、エッジのスコア、つまりEdgeRankを決定していく基準となっている。下により分かりやすくまとめておく。
1.affinity score(親密度スコア) 主に記事を書いた人と友達の親密度などを基準にランク付けされている。メッセージのやり取りやプロフィールの確認頻度などからスコア付けされている。
2.weight(ウエイト) 記事の作成、コメント、いいね!、タグなどのエッジのタイプによるウエイトがある。例えば、コメントのほうがいいね!よりもウエイトが高い。
3.time(時間経過) エッジが新しいのか古いのかによって与えられるスコア。
ニュースフィードに最適化するポイント
ポイントを簡単にまとめると、いいね!やコメントをより多く得たエントリーで、新しいものほど、友達のニュースフィードに現れやすい。そして同時に、その友達の中でも、メッセージのやり取りやあなたのページのプロフィールを見たりしている友達のニュースフィードのほうが、交流が少ない友達のニュースフィードよりも現れやすい、ということだ。
Facebookでより多くの情報をより多くの人たちに届けていくには、対話を重視していく必要があるのは間違いないようだ。
●参考サイト f8 LIVE https://apps.facebook.com/feightlive/