5月27日のThe New York TimesによるとFacebookはすでにAppleでiPhoneのハードウェアおよびソフトウェアエンジニアとして働いていた6人を採用しているという。そのうち1人はiPadにも関わっていた。
また、Facebookのスタッフやエンジニアによると、Facebookは来年以内にFacebook独自のスマートフォンをリリースする計画を立てているという。
Facebookのある社員は「マーク・ザッカーバーグはFacebookがモバイルフォンを近いうちにリリースできなかった場合、他社のプラットフォーム上で動作する単なるアプリになってしまうということを懸念している。」と語っているという。
上場したFacebookにとって、新しい収益源を確保することは重要事項であり、モバイルの分野は特に有望な成長株であることは間違いない。仮にプロジェクトが上手く進まなかったとしても、スマートフォン端末メーカーであるResearch in Motion(BlackBerryで有名だ。)やGoogleのMotorola買収で関係が微妙になっているHTCなどを買収する可能性もあるだろう。いずれも60億、118億ドルほどの企業で、値下がり傾向にあることを考えれば、先日のIPOで160億ドルを調達したFacebookが買収してもおかしくはない。
また、Facebookがスマートフォンをリリースした場合、インターネット上の広告が収益の柱となることから、AppleよりもGoogleと低価格帯のスマートフォン端末市場でシェアを争うことになる可能性が高いだろう、とも伝えている。