インバウンドマーケティングとは…
インバウンドマーケティングとは、情報をコンテンツ(記事、図、動画など)としてまとめ、ウェブ上に掲載・共有することで、気付きや共感を与え、見込み客を新規顧客に、新規顧客をリピーターに変えていくマーケティングの手法だ。
ポイントは「こちらから売り込みに行く(アウトバウンド)」のではなく「見込み客が近づいてくる(インバウンド)」ようにマーケティング手法を最適化するという点にある。
主にメールマガジンへの登録や、Facebookページでのいいね!、Twitterアカウントのフォロー、RSSの購読などに導くことがファーストステップになる。これらのツールを通じて、コンテンツを配信し、見込み客との接触回数を増やし、コンテンツを読んでもらったり、楽しんでもらいながら、絆と信頼関係をじっくりと構築していく。
結果として、こちらから無理に売り込むのではなく、見込み客が顧客への階段を自ら登って来てくれる。
インバウンドマーケティング・コンテンツマーケティング・ブログマーケティングの違い
インバウンドマーケティングとほぼ同じ意味で、「コンテンツマーケティング」や「ブログマーケティング」という言葉がしばしば使われる。
コンテンツマーケティングとは、見込み客を引き付けるための「コンテンツ」に焦点をあてた用語だ。
ブログマーケティングとは、コンテンツを簡単にアップできるようにブログを活用する、という意味であり、これもコンテンツをリリースしてインバウンドの状態を作り出すための手法である。インバウンドマーケティングのメインプラットフォームはブログであると言い切ってもいいくらいだ。
このブログでも、コンテンツマーケティング、インバウンドマーケティング、ブログマーケティングという用語はほぼ同義語として出てくることがあるので覚えておいて欲しい。
では、お客様がやって来るのにインバウンドマーケティングを行うとして、どのような点を押えておけばインバウンドな状態を作れるのだろうか?以下に3つのポイントを挙げておくので、ぜひ読んで欲しい。
インバウンドマーケティング3つのポイント
読者が抱えている問題を解決するコンテンツに焦点を当てる
あなたはもしかしたらブログを定期的に書いているかもしれない。でももしそれがビジネスにいまいち繋がっていないと感じているならば、それはコンテンツの中身について再検討する必要がある。コンテンツが見込み客を惹きつけきれていないのだ。重要なのは「見込み客が興味を持つコンテンツ」「見込み客にとって役に立つコンテンツ」だ。あなたがブログやウェブ上にリリースするコンテンツは、読者が心から欲し、受け入れ、時間をかけてでも、読み、見ることを楽しめるものである必要がある。最終的には読者にとってあなたのコンテンツを読んで見ることが習慣となり、あなたからのメールやTweetを受け取ると、やっていることを止めて、思わずクリックしてしまうレベルまで持っていかなければならない。
インバウンドマーケティングでポジションを確立しパーソナルブランディングを実現する
もしより多くの仕事がほしければ、あなたは顧客にとって多くの選択肢がある中から選ばれなければならない。そのためには彼らにとって最も一緒にビジネスをする価値がある人間になる必要がある。ビジネスを発展させるのに誰と組むかを考える時、あなたこそがその適任者でそれ以外は考えられないと思ってもらえるようにポジションを確立し、パーソナルブランディングを実現しよう。インバウンドマーケティングはポジション確立とパーソナルブランディングを実現するのに最も効果的なマーケティング手法だ。
売り込むタイミングを間違わない
もし今日初めて会った人とお互いの仕事の話をしていて、「あなたの商品・サービスに興味がある」と言ったらあなたはどうするだろうか?すぐにでも売りたい気持ちに駆られるかもしれないが、それはちょっと待ったほうがいい。目の前の人にとってあなたがプロフェッショナルに見えていない状態で売りに入るよりも、こちらのことをよく知ってもらい、信頼してもらい、好きになってもらった状態のほうが、成約する確立は何倍にも跳ね上がるからだ。
もちろん、「買ってくれ。」と言うことは重要だが、タイミング、バランスというのがある。まずはあなたのコンテンツが見込み客を教育し、見込み客があなたを好きになり、信頼し、本気で買いたい、と思うまでは売り込まないほうがいいだろう。
まずは定期的にコンテンツを受け取れる関係を築き、情報を提供していくこと。FacebookやTwitterをきっかけとして友人関係を育みながら、相手が「欲しい。」といってくれた時に売るのが最適なタイミングだ。
今後、このインターネット・インバウンドマーケティングブログで「どのようにコンテンツを作り出すのか」、「どのようにブログを書けば、お客様が集まるのか」といったことについてより深く解説していく。ぜひ次回もチェックしてほしい。